【注意】以下はブログ管理人の主観になります。
概要
毎日「生きづらさ」を感じている人へ。
仕事には喜びでなくストレスを感じる。
私生活も楽しめることが少なく、周りの人たちと比べて落ち込む。
そういった状況から抜け出す一歩が踏み出せない。
そしてさらに落ち込むという負のスパイラルに。
「生きづらさ」の原因は何なのか、それをいくつかの事例をもとにひも解く。
考え方、物事の捉え方を変えるポイントを説明。
そして本書の一番重要なポイントとなるのが「擬態」
”生きづらい世の中で、我を張りすぎないようにいい塩梅で、周囲に溶け込む方法を身に着けて実勢すること。”と定義している。
人の本性はどうやっても変わらない。
ならば自分を無理に出さず生きやすいように擬態しよう、要は外面を作ろうというもの。
その作り方と40個の練習方法で解説している。
最後に著者の言葉「あなたの人生に勝ち負けというのは、一切存在しません」
自分が勝手に始めた他人との競争に一喜一憂することに意味はない。
他人よりも自分のために生きることが大事である。
感想
自分より相手を優先、周囲から不評を買いたくない、自己評価が低い、そんな人向けの本。
ひとつひとつの項目に例え話をいれて、最後にポイントとして簡潔にまとめているので読みやすい。
また、物事を違う視点から見る・言葉を否定でなく肯定にする・時には逃げるが正解など、難しいことは何一つない。
中でも良かったのは「脳内会議」「脳内に別人格をインストール」
脳内会議は、頭の中で私Aと私Bと私Cと…複数の自分で会議をする、考え方の違う自分を複数用意して頭を整理させる方法。
脳内に別人格をインストールは、「松岡修造」「マツコ・デラックス」ならこう言うだろうとシミュレーションする「ポジティブ思考する人ごっこ」をして疑似的にポジティブ思考になるというもの。
考えがネガティブになる人ほど思考を変化させることが難しくなるから、真逆の自分・ポジティブの塊の人を想像するだけで変化が出てくると思う。
一番大切なのは自分自身、自分の人生に勝ち負けは無い。ただ後悔しない人生を送るために変えられるのは自分だけ。
その一歩をそっと後押ししてくれるオススメの一冊。